共栄するAI×ブロックチェーン

皆さんはAIと聞いて何をイメージしますか?

例えば、ドラえもん、もしくはターミネーター?

AIの開発が進んできて、現在では「第三次AIブーム」と呼ばれ段階ごとに研究が進んできました。

実はAIには「汎用型AI」と「特化型AI」の二種類があります。

汎用型AIは人間のように知能を持つコンピューターで、ドラえもんやターミネーターようなイメージです。

残念ながら、現段階ではこれらの実現は非常に難しいとされています。

もうひとつの「特化型AI」は人間の思考を個別の領域ごとにプログラムされたコンピューターです。

ソフトバンクのPepperくんが感情認識ロボットとして後者の特化型AIにあたります。

特化型AIになくてはならないデータ管理において、ブロックチェーンの技術が重要な役割を果たしています。

もしAIとブロックチェーンが融合したら、どのような発展を遂げるのか紹介していきます。

そもそもAIがどうして注目されているの?

特化型AIの研究が進んでいる背景に、様々な分野での活用が検討されているからです。

日本においては今後少子高齢化が進み、日本の経済を支える働き手が減少して影響を及ぼすことが予想されます。

特化型AIの活用により、少ない労働力で高い生産性をあげることが期待されています。

AIの進化を支えるDeepLearninng(深層学習)という手法で人間と同じように学習して成長する技術が発展しています。

AIを成長させる技術が発展することにより実用化が進み、注目を浴びるようになったのです。

「ブロックチェーン技術とAIは相性がいい?

AIの分野の中でも特に注目されているのが、医療の現場での活用です。

これは日本国内だけでなく世界的にみても医師や看護師、医療に携わる専門家の数が不足しているからです。

この問題はとても深刻で、WHOによると700万人以上足りていない状況です。

この深刻な問題を解決に導くと考えられているのが、AIとブロックチェーンの活用です。

AI医師が個人情報を守り、健康状態に不安を抱える人や病気の相談に適切な病名や解答を導いてくれる可能性があるからです。

プライバシーを守り誰でも簡単にプラットホームにアクセスできるのは、ブロックチェーンの技術ならではですね。

またAIの実用化には大量のデータを安全に収集して保管する機能も必要になります。

AIが医療の現場でブロックチェーンの技術によって収集された情報から患者の状態を分析し、手術の術式を決定するのにも役立ちます。

ブロックチェーンが革新を起こしてきたように、病院内で医療革命が起きようとしているのです。

ブロックチェーンとAIで新しい製品が生まれる

では医療界で非常に期待されているAIとブロックチェーンですが、その他の分野での活用は検討されているのでしょうか?

すでに他分野での試験的な動きは始まっています。

自動車業界ではポルシェがドイツのXAIN社と提携してイーサリアムのスマートコントラクトを搭載した次世代カーのテストが始まりました。

ポルシェの次世代カーを支えるXAIN社はまさにAIとブロックチェーンの研究を専門としています。

車両にブロックチェーンの技術を取り入れて稼働させたのは世界初の試みです。ブロックチェーン上で開発したシステムを導入すれば、スマホアプリでドアの開閉が可能です。

スマートロックの仕組みはまさにイーサリアムの特徴を生かし、安全と信頼性を維持できます。将来的にはAIによる自動運転にスマートコントラクトが利用されることを想定しています。

ブロックチェーン×AIの仮想通貨がついに!?

仮想通貨市場でもAI関連の銘柄に注目が集まっています。

イーサリアムのプラットホームで無数の人工知能をネットワークで繋げる取り組みをしているSingularityNet(シンギュラリティネット)はICOで約40億円の資金調達を集めたことで話題になりましたね。

なんとトークン(AGI)は1分ほどで完売したそうです。

その他にもAIの開発に使われているBOTTOというコインがあります。

分散型の共有データネットワークでAIの開発のコストを抑えて活用できるようにすることを目的としています。

AIの開発においてはコストのかかる大量のデータが必要になります。

低コストでデータを共有できれば、従来の資金力がある企業が独占していたことを、一般の企業や団体でも参入できるようになります。

こうしたブロックチェーンの技術を用いてAI開発の為のプラットホームを構築していこうする動きが始まっています。

人工知能商品の開発のための人工知能コンピューティングプラットホームの構築を目指しているDeepBrainChainも注目すべき銘柄です。

DeepBrainChain(DBC)はNEOをベースにしたトークンです。

取引はNEOに基づいたスマート契約を通じて行われます。

AmazonのアレクサをイメージしたDeepBrainクラウドフォームも構築されています。

こうした動きが進んでくると、AIアシスタントがより身近な存在になりそうな予感がしますね。

ブロックチェーンは最先端の技術を支えるバックグランド

こうしたAIの開発の後押しできるような取り組みも始まっています。

そこでiExecRLC(アイエグゼック・アールエルシー)は、インターネット上で使われていないコンピューターを集積して、最先端の技術のために活用しようというプロジェクトを立ち上げました。

遊休のコンピューターリソースを利用できれば、低コストでプロジェクトを実現できます。

これはイーサリアムのスマートコントラクトクトを基盤として、ビッグデータや高性能アプリケーション、付加価値の高いデータセットを安全性の高いブロチェーックチェーン上で誰でも利用できるようにしたものです。

革新的な製品の提供やサービスには分散型のインフラやマーケットネットワークが誰でも容易に利用できるようにすることが大事なのです。

このプロジェクトのロードマップの最終が2020年を予定していますので、長い月日を得て研究が進められます。

これから進む科学技術の発展を支える通貨です。

このようにAIとブロックチェーンはまさに共栄していくものであって、互いの技術の進歩が私達の未来に大きな驚きと影響をもたらすことになるでしょう。